カントリーマアムには人生で大切なことの全てが詰まっている。
みなさんも一度は食べたことがあるであろう、不二家のカントリーマアム。今回は、暇なのでその魅力およびその隠れた努力について書こうと思います。
カントリーマアムは1984年に不二家から発売されて以来、2019年現在も販売され続けている大人気商品だが、これほど長い間、多くの人に愛される理由はなんなのか。
カントリーマアムの特徴といえば、
①外はサクサクで中はしっとりという独特な食感
②メインで販売されているのはバニラ、ココアの2種類でありながら飽きさせないその味
③手が汚れないように配慮された個包装
などが思いつくがその裏になにが隠されているのかを考えてみた。
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①外はサクサク、中はしっとりな食感
食感についてはあっさりと書いたが、よくよく考えればこの二つの事象を両立させることは、並大抵のことではない。食感においてサクサクとしっとりは、相反する二つといっていいと思われるが、カントリーマアムにおいてはその両者が両立しているのだ。これには生地に含まれる水分量などが重要なように考えられるが、そのベストな状態を焼きたてではない環境で実現している。これはもう奇跡と言っていいだろう。
②飽きさせない味
お菓子の重要な要素である味だが、カントリーマアムではスタンダードでは2種類しか味が存在しない。この二つの味だが、両者とも甲乙つけがたいほどおいしいのである。単体で食べても甘すぎず、お茶などの飲料と合わせても存在感が薄れない絶妙な味といっていい。さらにクッキーであるため、夏でも持ち運ぶことが可能でありながら、チョコ好きな消費者でも十分なチョコ感を得られる。これはもう奇跡と言っていいだろう。
③手が汚れない配慮
カントリーマアムはあの奇跡の食感を達成した代償として、外側がぽろぽろになりやすい。また、長時間外気に晒すことですこしカピカピになってしまう。これらの問題を解決しているのが小分けになっている包装である。小分けになっているため、鮮度を維持しつつ、包装を剥いた部分をそのまま持ちながら食べることで手が汚れず、お菓子が大好きな子供にとってはちょうどいい。これはもう奇跡といっていいだろう。
そこでふと、公式ページをみると
発売以来40回以上の改良を重ねている。
と書いてある、そう、これは奇跡ではなく必然なのだ。
不二家はカントリーマアムを通して、
努力によって理想を現実にできる
慢心することなく努力し続ける
他者への配慮を忘れない
これらのことを全世界へと発信しているのではないだろうか。
あ~、カントリーマアム食いてえ。